講師紹介と講座内容


講師名:岩井 照芳(いわい てるよし)
講座名:藤原京・平城京と恭仁京を繋ぐ路

◆講師自己紹介
 昭和23年7月木津に生まれる。奈良県立大学商学部卒。現在会社を定年退職して木津川市文化協会々長。
昭和53年8月上津遺跡(泉津の一部)の保存運動のため、「木津の文化財と緑を守る会」を創設する。現在木津の文化財と緑を守る会々長。33年間の文化財保存運動のため多くの先生方に指導を受けるが、特に足利健亮先生には親しくお付き合い願い、多方面にわたりご教示いただいた。このことが今回講座のテーマである「大和の都城と泉津を繋ぐ道」となり、「恭仁京の復原」に発展しました。ライフワークとしている研究テーマは「興福寺の神仏分離と廃仏毀釈」です。
 祭りが大好きで、木津の秋祭りの「御輿太鼓」を昔どおり復興するため、今年正月まで15年間に亘り御輿太鼓の会長として祭りの改革を行ってきました。

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ
 木津という地名の起こりである泉津はこれまでほとんど研究もされず、歴史的評価も低かった古代木津川の大河川港である。これまでの定説では「上ツ道」「中ツ道」「下ツ道」は、藤原京と平城京間の大和盆地内だけを南北に通る道として考えられてきたが、この範囲では合理的な説明ができない。また全国から都城への物資輸送を考えれば、大和の都城の遷都も泉津にむかって北上し、平城京の都市計画もこの3道と関連した造営であると推測できることから、3道の北の起点が泉津と考えることが最も適切であると思われる。
 そうした上で、恭仁京を考えれば泉津の範囲は右京に当たるが、従来の復原説では全く泉津のことや幹線道のことは考慮されず復原したものであった。そこで、この講座では全く新しい視野に立ち、古代大和南北幹線道の北の起点である泉津が恭仁京造営と如何に関わり、泉津に至る道がどのように転用して造営されたのかを検討し、新しい恭仁京復原案を後半に発表致します。
 多くの新説を入れ講義致しますので、地形をご理解いただくためにも講座の半分の4回をフィールドワークで泉津の範囲や泉津から奈良街道および平城京大極殿までの古道、また恭仁京大極殿周辺等を見学します。

第1回 9月17日(土)
講  義:「古代都城と泉津」—大和古道上ツ道、中ツ道、下ツ道の北の起点—

第2回 10月15日(土)
講  義:「泉津と平城京を繋ぐ道」—上津道、中津道、下津道、渋谷道の復原—

第3回 11月19日(土)
現地見学:河川港「泉津」を見学
内  容:木津川の地形と木津の遺跡見学
       JR木津駅集合  解散JR近鉄山田川駅

第4回 12月17日(土)
現地見学:泉津から奈良興福寺までを歩く
内  容:上津道と中津道が合流した奈良街道を散策 
       JR木津駅集合  解散近鉄奈良駅

第5回 1月21日(土)
現地見学:泉津から平城京大極殿までを歩く
内  容:下津道の歌姫街道を散策 
       近鉄山田川駅集合  解散西大寺駅

第6回 2月18日(土)
講  義:「左京に宮がある恭仁京は変則的な都城か」—足利健亮説恭仁京の問題点—

第7回 3月17日(土)
現地見学:「恭仁京の復元」 ー下津道を起点とした都市計画ー
内  容:

第8回 予備日
現地見学:恭仁京大極殿周辺を歩く
内  容:恭仁京大極殿周辺を散策 
       JR加茂駅集合  解散JR加茂駅

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