講師紹介と講座内容


講師名:関川 尚功(せきがわ ひさよし)
講座名:邪馬台国と箸墓古墳

◆講師自己紹介
 昭和26年(1951)長野県生まれ、昭和49年(1974)奈良県立橿原考古学研究所入所。学生時代を含め、約40年大和の遺跡や古墳の発掘と検討に携わる。
纏向遺跡、藤ノ木古墳、太安萬侶墓などの調査に加わる。
平成23年(2011)橿原考古学研究所を退職。これからも大和の遺跡や古墳をベースにして、古代の日本がどのように成立したのかを究めてみたい、と思っています。

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ
 今年は、近代邪馬台国論争が始まって101年目にあたります。日本古代史のさまざまな問題の中で、これほど関心を持たれたテーマはありません。21世紀の今も、いまだに大和説、九州説が並行し、論点は出尽くした感もあります。解決の糸口はどこにあるのでしょうか。そのカギを握る卑弥呼の墓ともいわれる箸墓古墳をはじめ、大和の古墳や遺跡を見直しつつ、新たな見方によってこの問題に迫ってみようと思います。
また、邪馬台国問題は、所在地論争ばかりでなく、古代東アジアの情勢、日中関係の歴史、日本の国の誕生など幅広い領域に及んでいます。できるだけ広い視点から眺めることによって、約1800年も前の、初めて歴史に登場した頃の日本の姿を見てきたいと考えます。

第1回 9月7日(水)
テーマ:邪馬台国と三国志の時代
内 容:三国志の登場人物と邪馬台国の卑弥呼はほぼ同時代の人々です。この頃の中国情勢と日本の状況を比べてみると非常に関係が深いことがわかります。それを歴史の動きと考古資料を通して見てみます。

第2回 10月5日(水)
テーマ:邪馬台国論争101年の軌跡と最近の動向
内 容:これまで幾多の著名な学者から一般の研究者に至るまで実に多くの人々が論争に加わってきました。大和説、九州説それぞれの主張と最近の変化についてふれてみます。

第3回 11月2日(水)
テーマ:考古学からみた邪馬台国論争
内 容:考古学が論争に加わったのは研究がようやく活発化してきた大正時代のことです。以来、今日まで論争に大きな影響を与えてきました。三角縁神獣鏡など考古学の成果と邪馬台国とのつながりについて考えてみます。

第4回 12月7日(水)
テーマ:邪馬台国大和説を検証する
内 容:大和説の始まりは『日本書紀』編纂時の奈良時代にまで遡ります。そして近代以降、補強を重ねて今日に至っています。果たして大和説はばんじゃく盤石なのか?それを最近の大和の遺跡や墳のあり方を考えてみます。

 以降の回は詳細未定。

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