講師紹介と講座内容

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講師名:梶川 敏夫(かじかわ としお)
講座名:考古学成果から見た京都の歴史

◆講師自己紹介
 大学卒業後、京都市役所の文化財保護課に席を置き、全国でも最多を誇る文化財の保護行政に長く奉職してきました。専門は考古学で、主に市内に数多く残る遺跡(埋蔵文化財)の調査・保存を専門に担当してきました。2010年に文化財保護課(課長)を定年退職し、(公財)京都市埋蔵文化財研究所(次長)・京都市考古資料館(館長)を経て、現在は京都女子大学・京都造形芸術大学の非常勤講師をしています。
 在職中は数多くの遺跡調査を指導して保存を推進し、また新たな遺跡の発見などを進めてきました。それらの調査成果から、分かりやすい考古学を目指して遺跡復原イラストを多数制作し、教科書副読本や歴史図書、博物館や資料館の展示などに広く活用してもらい、また市内の数多くの遺跡説明板を建立してきました。
 研究テーマは平安京跡や院政期の遺跡、寺院跡などの歴史時代で、最近は趣味の一つである登山を活かして、山林寺院跡や山城跡など山岳域にある遺跡の調査も進めています。今後時間が許せば、これまで40山ほど登った「日本百名山」の数をもっと増やしたいと思っています。

【主な著書】
単著 『ケシ山窯跡群発掘調査概要』・『祥雲寺跡の発掘調査報告』ほか。
共著 『安祥寺の研究』 2005年3月・『皇太后の山寺』 2007年4月
   「平安宮京大内裏の遺構」『王朝文学と建築・庭園』 2007年5月
   「検証・平安京とその周辺」『源氏物語を読む』 2008年7月
   「考古学から見た平安京」『源氏物語と平安京』 2008年7月ほか多数。

【復原イラスト】
 ビジュアルな考古学を目指して、市内遺跡の復原イラストを多数作成。歴史・考古図書や高校教科書副読本のほか、博物館や資料館などの展示や図録、テレビ・市販ビデオなどにも幅広く活用されている。また、京都市内の遺跡顕彰碑や駒札などの作成も数多く手掛けている。

【関係団体等】
日本考古学協会会員・京都伝統文化の森推進協議会文化的価値発信専門委員

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ
 平安時代から我が国の歴史の舞台となった京都市内には、平安京跡や長岡京跡など、先史時代を含む多くの歴史時代の遺跡が点在しています。それら京都にある遺跡を40年以上にわたり発掘調査を指導し、遺跡の保存を数多く経験したことを活かして、発掘調査の成果から見えてくる京都の歴史の史実を分かりやすく皆さんにお伝えしたいと思います。
 最近の歴史学は、考古学の成果無しには語れない時代となっています。講義は、歴史の宝庫である京都で学べる喜びを感じてもらいながら、遺跡復原イラストなどを駆使し、一般の方でも出来るだけ理解しやすいように講義を進めます。
 近年までに明らかになった発掘調査成果から見えてくる歴史の真実の姿を、これまで一般市民の方々に遺跡の大切さや保存・保護の重要性を伝える仕事をしてきた経験から、土の中から見えてくる歴史の面白さを、楽しく学び感じていただければ幸いです。



◆毎月1回 第2水曜日 13:00〜14:30
 ※8月は休講月です。

第1回 4月12日(水)
内容:京都市内の埋蔵文化財「市内遺跡と発掘調査成果」

第2回 5月10日(水)
内容:発掘調査成果から見た平安京遺跡

第3回 6月14日(水)
内容:飛鳥から平安京までの生産遺跡「土器・瓦・木炭など」

第4回 7月12日(水)
内容:院政期の遺跡「六勝寺と鳥羽離宮」

第5回 9月13日(水)
内容:山岳域にある寺院跡・山城跡「安祥寺・如意寺・如意ヶ嶽城など」

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