＜論　　攷＞
越川　真人：平安時代中・後期の牛飼童と貴族社会
三浦　雄基：両漢期における礼制と緯書―莽新期・後漢初期の礼制に注目して―

＜特輯　弥生系高地性集落の再考論　補遺＞
兪　　炳琭：韓国の青銅器時代高地性集落

＜史料紹介＞
山田　邦和：『百舌鳥野耳原山陵図』について

＜研究展望・動向＞
萩野谷　悟：茨城県常陸大宮市における弥生時代再葬墓の調査研究
森岡　秀人：弥生時代中期後半の自然科学的実年代はいったいどうなったのか―大阪府池上曽根遺跡の大型建物使　　用木柱の年輪年代再測定をめぐる学界の緊急動向―
菱沼　一憲：元木泰雄・佐伯智広・横内裕人著『平氏政権と源平争乱　京都の中世史２』を読む
佐藤　雄基：野口　実 ・長村祥知・坂口太郎著『公武政権の競合と協調　京都の中世史３』を読む

＜註　　釈＞
板井　文子：『小右記』註釈（37）―長和4年6月23・24日条―

＜連　　載＞
小嶋　芳孝：私の古代学（34）渤海考古学への道程
近藤　好和：〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(14)大嘗会（九）
長谷川修一：海外調査探訪（5）続・地中海東岸の遺跡を掘る

＜書　　評＞
本庄　総子：今津勝紀著『日本古代の環境と社会』
鷺森　浩幸：上村正裕著『日本古代王権と貴族社会』
梶原　義実：斎野裕彦著『最北の国分寺と蝦夷社会－仙台平野からみた律令国家』
村元　健一：宇都宮美生著『隋唐洛陽の都城と水環境』

＜新刊紹介＞
野口　　剛：相澤央著『雪と暮らす古代の人々』
森岡　秀人：中村大介 『青銅器が変えた弥生社会　東北アジアの交易ネットワーク』