公益財団法人古代学協会

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講師紹介と講座内容

講座名:ココロの人類史―心性で読み解く文明の形成史

講師名:大西秀之(おおにし ひでゆき) (同志社女子大学現代社会学部教授)

※新規講座

◆講師自己紹介

1969年、奈良県生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位満了退学。総合研究大学院大学文化科学研究科より博士(文学)取得。日本学術振興会特別研究員(DC2・PD)、人間文化研究機構総合地球環境学研究所・上級研究員などを経て、現在同志社女子大学現代社会学部教授。
アイヌ民族を中心とする北東アジア先住民を対象とした人類史的研究を専門としています。また技術や景観を対象とした民族誌的・人類学的研究にも従事しています。
主な研究業績として、『トビニタイ文化らのアイヌ文化史』(単著、2009年、同成社)、『技術と身体の民族誌:フィリピン・ルソン島山地民社会に息づく民俗工芸』(単著、2014年、昭和堂)、『リシンキング・ヒューマンズ:文化で読み解く人間科学』(単著、2025年、臨川書店)など。

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ

過去の人間は、現代のわれわれと同じような「メンタリティ(心性や知性)」を持っていたのでしょうか。この素朴でありつつも難解な問題をめぐって、人文社会学から自然科学までの幅広い研究領域において熱い議論が重ねられています。
本講座では、この課題に関連する最前線の研究成果を紹介しつつ、過去の人類の「ココロ」を解き明かすことができるのか、チャレンジしたいと考えています。過去の人間の「ココロ」にせまる、本当にそんなことができるか、受講される皆さんと一緒に探ってみたいと思っています。




◆講座スケジュール

月1回 5回講座 金曜日 13:00~14:30 ※8月は休講月です。

第1回 4月17日(金)過去のココロにせまる
内容: 認知考古学を中心とする研究分野を紹介しつつ、過去の人間のメンタリティを捉えることができるのか検討を試みます。

第2回 5月15日(金)文化の大爆発
内容: 人類史における人間の認知能力の変化と、それによって引き起こされた文化変容を「文化のビッグバン」仮説を中心に考察します。

第3回 6月19日(金)異界の神と美の創造
内容: 異界の神や美の創造を行うようになる、5~6万年前とされる「出アフリカ」後の人類のあり方を追究します。

第4回 7月17日(金)時空間を超えるコトバ
内容: 文字の発明が人類社会に与えた影響を読み解くなかから、文明や複雑社会さらには国家の成立を再考します。

第5回 9月18日(金)技術による人間疎外
内容:技術革新が人類にどのような影響を及ぼしてきたのか、個人から社会に引き起こされた文化変容を検討します。