公益財団法人古代学協会

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講師紹介と講座内容

講座名:『小右記』講読(中級) ―平安貴族の日常に触れてみよう―

講師名:野口 孝子(古代学講座講師)

※発表・執筆に意欲のある方を若干名募集します

◆講師自己紹介

早稲田大学卒。鹿児島大学大学院修了。
元同志社女子大学嘱託講師。古代学講座講師。
平安時代の邸宅の伝領などを研究テーマにしていましたが、最近平安貴族社会の行動時間に関心を持つようになりました。
とくに平安中期から夜化が固定し、『小右記』が書かれた10~11世紀は、年中行事やライフサイクルにおける儀礼の多くが夜に行われています。
すでに「『夜』化の時代」(『古代文化』 59巻1号)を発表しましたが、より深い内容を知るためには、貴族の日記を丁寧に読むこと以外にはないと日々実感しているところです。
現地見学なども行いたいのですが、コロナ禍中ですので、今暫く自粛しようと思います。

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ

本『小右記』講座は、のち、「古代文化」に『小右記』註釈として掲載されるものの準備段階のものです。
「古代文化」には現在長和4年5月条が暫時掲載されています。
今期は、長和4年閏6月条を読みます。三条天皇の病、伊勢使発遣の度重なる遅延、敦明親王従者の詐取事件、疫病の流行、法会などが中心になります。
講座はゼミ方式で行います。
自分で調べ発表し、さらに執筆する意欲のある方、ご参加下さい。




◆講座スケジュール

月1回 土曜日 13:00~14:30 ※12・1月は休講月。4回講座。

第1回 10月16日(土)  ※講座日注意
内容:長和4年閏6月8日条

第2回 11月13日(土)
内容:承前

第3回 2月12日(土)
内容:承前

第4回 3月12日(土)
内容:承前