講師紹介と講座内容

講座名:座学と現地散策で学ぶ考古学の成果
講師名:梶川 敏夫(かじかわ としお)(元京都市考古資料館館長)
※新規内容 ※定員につき受付終了しました。
◆講師自己紹介 1974年から京都市の文化財保護課・埋蔵文化財調査センターに席を置き、専門技師として長く奉職してきました。専門は歴史考古学で、主に市内に数多く残る遺跡(埋蔵文化財)の調査や指導、保存を担当してきました。
2010年に36年間奉職した文化財保護課(課長)を定年退職し、(公財)京都市埋蔵文化財研究所(次長)・京都市考古資料館(館長)、京都女子大学非常勤講師(2023年まで、そのほか2018年までは京都芸術大学の非常勤講師も兼職)を歴任し、現在は他のカルチャーの講師も担当しています。
在職中は京都市内を中心に数多くの遺跡調査を指導して保存を推進し、また新たな遺跡の発見やその調査などを行ってきました。
そのほか、調査成果を含めた多くの著書のほか、分かりやすい考古学を目指して遺跡復原イラストを多数制作し、教科書副読本や歴史図書、博物館や資料館の展示などに広く活用していただき、それを利用して市内に数多くの遺跡顕彰施設を建立してきました。
研究テーマは平安京跡や院政期の遺跡、寺院跡などの歴史時代で、最近は趣味の一つである登山を活かして、山林寺院跡や山城跡など山岳域にある遺跡の調査も進めています。
◆講座の内容紹介・受講される皆様へ この講座は、京都での考古学の成果を活かしながら歴史を学ぶことと合わせて、実際に現地を訪れ、臨地で楽しく歴史の実態を学ぶことにより、歴史上の史実を分かりやすく理解し、深く知って頂けることを目指して講義を進めています。
今回の2025年度後期講座は、奈良時代の聖武天皇に関する講座とゆかりの地を訪れたいと思います。
◆講座スケジュール
5回講座 水曜日 13:00~14:30(フィールドワークは13:30集合、解散は16:30頃予定)
第1回 10月8日(水)
内容:座学(1)聖武天皇の歴史とゆかりの地について
第2回 11月12日(水)
内容: フィールドワーク(1)京都府井手町に聖武天皇と橘諸兄ゆかりの地、及び以仁王(もちひとおう)を祀る高倉神社を訪ねて(JR玉水駅集合予定)
第3回 12月10日(水)
内容: 座学(2)聖武天皇の恭仁宮跡と紫香楽宮跡について
第4回 2月 11日(水・祝)
内容: フィールドワーク(2)木津川市の高麗寺跡と「京都府山城郷土資料館」を訪ねて(JR奈良線「上狛駅」改札口集合予定)
第5回 3月11日(水)
内容: フィールドワーク(3)京都府木津川市に恭仁宮跡・山城国分寺跡を訪ねて(JR関西本線「加茂駅」改札口集合予定)
