公益財団法人古代学協会

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講師紹介と講座内容

講座名:文献史料と発掘成果から読み解く古代史 -飛鳥時代から奈良時代まで-

講師名:西本昌弘(関西大学教授)

※新規講座  ※受付終了しました。

◆講師自己紹介

1955年、大阪府生まれ。大阪大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、宮内庁書陵部研究員、同主任研究官を経て、1999年に関西大学文学部教授となり、現在に至る。専攻は日本古代史。近年の研究テーマは、難波地域の古代史、飛鳥・藤原の王宮と儀礼、空海と嵯峨天皇の関係論、平安前期の政変と皇位継承論、唐風文化と国風文化など。
著書に『日本古代儀礼成立史の研究』(塙書房)、『日本古代の王宮と儀礼』(塙書房)、『飛鳥・藤原と古代王権』(同成社)、『桓武天皇』(山川出版社)、『早良親王』(吉川弘文館)、『空海と弘仁皇帝の時代』(塙書房)、『平安前期の政変と皇位継承』(吉川弘文館)など。編著に『新撰年中行事』(八木書店)、『日本古代の儀礼と神祇・仏教』(塙書房)、『都市と宗教の東アジア史』(勉誠社)などがある。
趣味はドラマ鑑賞、町歩きなど。

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ

古代史の文献史料は限られており、少ない史料から結論を導き出すためには、推測や予断を加えざるをえません。しかし、長年にわたって蓄えられた研究の歴史を振り返り、新たな視点から史料を読み直すと、思いもよらない見方が再発見できる場合があります。また、近年は考古学の発展が著しく、発掘調査によって地中から文字史料を含めた新たな遺構・遺物が発見されることが少なくありません。本講座では文献史料を読み直し、発掘成果を活用することで、古代の難波や飛鳥・長岡の王宮・古墳・寺院などをめぐる問題について、最新の研究動向を踏まえながら、通説とは異なる新たな見方が成り立つ可能性を考えてみたいと思います。




◆講座スケジュール

5回講座 水曜日 13:00~14:30 ※8月は休講月です。

第1回 4月17日(水)
内容: 古代難波地域史の最前線

第2回 5月15日(水)
内容: 小墾田宮の位置を探る

第3回 6月19日(水)
内容: 牽牛子塚古墳と斉明天皇

第4回 7月17日(水)
内容: 古代難波における行基の活動

第5回 9月18日(水)
内容: 長岡宮内裏と政治改革